CFDという取引手法について
CFDはエクイティスワップとも呼ばれる取引手法の一つで、これまでは機関投資家を中心としたプロ投資家が行ってきた取引の手法です。これまでは特にロンドン市場(世界三大市場の一つ)で中心的にCFDは取引されてきた経緯があり、現在ではロンドンにおける株式売買の30%以上はCFDによる取引と言われています。
CFDの取引範囲・取引形態
CFDは前述のように、CFD(Contract for Difference)の略で、証券(株式・債券)や商品、その他金融派生商品に関する差金決済取引のことを指します。通常、株式や債券などを売買する際は、現物(原資産という)を保有する必要がありますが、CFDの場合は原資産を持つことなく取引を差金のみで行うことができる取引です。通常、株式の売買の場合、証券取引所を通じて取引を行う必要がありますが、CFDは取引業者との相対取引となります。
CFD取引は差金決済と述べましたが、証拠金を用いた取引となります。CFD取引業者に証拠金(保証金)を預けることで資金の何倍もの取引が可能となる資金効率の高い投資方法です。
CFDの取引形態としては、現物株にあわせ値動きをするCFDという単位の商品を売買することになります。例えば、日本株AのCFDを1CFD単位購入したとします。この「A」CDFは現実の証券取引所における値動きを反映して、通常の株取引と同じように売買価格の差額がCFD取引の損益となります。ただし、実際に株式を購入して売却するというのではなく、あくまでも差金のみを取引します。つまり、購入時よりも価格が上がっていれば、その上がった分を貰い、下がっていればその下がった分を支払うという形になります。
基本的には、外国為替証拠金取引(FX)とその取引の方法やしくみは類似しています。FXのしくみで、株式や債券・金利・株価指数・コモディティ(商品)など多彩な金融商品を取引できると思っていただいて問題ありません。
CFDのメリット
CFD取引の最大の特徴として挙げられるのが、証拠金を預けることによりその資金の何倍もの取引ができるという点です。このことにより、少ない資金でも効率的な資産運用が可能となります。
また、第2のメリットとしては、外国市場に対して簡単にアクセスができるという点が挙げられます。これはどういうことかというと、通常外国株式の取引をする場合や商品先物を売買する場合、株価指数を売買する場合、債券を売買する場合はそれぞれ別々の証券会社や別々のソフトを使って取引をする必要がありますが、CFD取引では一つの証券会社(業者)でこれら全ての金融取引を行うことができます。また、取引対象も豊富で現物株式から株価指数、債券、コモディティ(商品)まで多彩な金融商品に対してCFDというしくみで取引することができます。
第3のメリットとしては、第2のメリットと重複しますが、CFD取引では世界中の取引所での取引に対して24時間アクセスすることができます。
第4のメリットとしては、株式投資や他の投資と比べて手数料が割安であることも挙げられます。近年はオンライン証券などの誕生により株式投資の手数料は大きく下がってきましたが、CFD取引の場合、さらに安い手数料で取引が行えるという点が魅力です。
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